チェンソーマンの作者の
ルックバック、見てきた。
全然オチの記憶ないのよねーと思ったらジャンププラスでは途中までしか読まなかったんだ!
と思い出した。
つつつつうーって涙出てきたんだけど…。
エックスとかで、クリエイターならわかる!クリエイターの人生!みたいな鼻息荒い意見みると、偏屈なわたしはクリエイターの気持ちかぁ、確かになあと思う傍ら、私はクリエイター風情があまり好きではない、
ちなみにいうとアーティストはもっと苦手なので、何故か反骨精神でもって鼻であしらいたくなる。
確かに、確かにそれはある、嫉妬と尊敬とか、負けたくない、とか天狗になる自分とか、もっと上手くなりたい気持ちとか。
でも、この映画、そこだけじゃない…。
基本的に漫画って何かを伝えたい漫画と、ストーリーなマンガとある気がして、たつきさんは後者なにおいするのよね。
だから、メッセージ性がうんちゃらなのをみるとそうなの?って思ってしまうどこまでも臍が曲がり曲がって角館なわたし。
単純に、響いた
とかく藤野先生と京本の関係の描写?が胸熱で。
故にラストが焼けるように酷くつきささった。
あのくらいの年って別に意識せずともグループだとか、自然とうすいヒエラルキーみたいのがあったりしてその中で生活して、何かない限り別にそれが覆る事もなく、同じような階級の者がふんわりと一緒にいる。
おのおのの特技って思い返してみたらなんとなくみんな把握しててて足が早かったり面白かったり絵がうまかったり。純粋に憧れみたいなものもあったり薄いライバル心もあったり、基本はとにかくこの友達が好きで楽しくて居心地がよくて一緒にいたりってのが懐かしい。
最初は京本の才能にやや嫉妬もあったものの、自分にとんでもなく尊敬の念を抱く京本を、すげぇやつだと認めつつもフンフンヨシヨシ、かわいいやつだなとかわいがりながら、認めながら一緒に走っていくいい感じのパワーバランスが絶妙。
ちょっとお姉さんと妹みたいなとこもある。
ただの友達ってだけじゃなくて一緒に何かを目指しながらってとこが唯一無二の存在感。
そしてその存在の心地よさの表現がめちゃくちゃよい。
一緒に漫画を描く描写が姿勢がリアルw
ガリガリ作業して、かたや犬ころみたいにじゃれてるところがかわいい。そしてまた目標を達成しちゃうのが凄いんだよね。
より、唯一無二の関係になってく。
そこから成長して、しっかりぶつかって大人になっていく。この頃くらいの女子ってって、その感じあるのよ、凄く懐かしい感じがした。なんか女子の友達感の描写がすごい。
外に出てキラキラする京本がかわいい。かわいい。
ちなみにわいは切磋琢磨した友達もいないし、何か目標を一緒にってのも、部活以外ないけど。なんか懐かしい。
もう40近い中年ではありえないあの距離感。
懐かしくて羨ましい。あの濁りない時間。
藤野先生のあのとき私が家から出したから京本が死んだんだってなったけど、私だったらそんな前のこと、自分のせいだなんて考えすぎだよ!って声かけたくなる能天気。
もとをただせば、かもだが。
いやー、いやいや、京本だって辛かった事ばっかじゃないじゃん最後の選択肢に行き着くまで京本も自分で決めた道なんだよと。藤野先生まじめだよな、やっぱり漫画のストーリー考えるだけあって、思考が深いんだろか。
振り返ればあれが!あの時が、ああしてたらってのがあるけど、やっぱり運命的やら変わらないものってのがあって…って。
なんだろな。エターナルサンシャインを少し思い出した。
違うパラレルワールドみたいなのでも、やっぱり出会うものは出会うし惹かれ合うものは惹かれ合う。
肉の筋みたいなやつを基準として。
あの白いグニグニしたね。
でも基本はその人生しかないからね、その時みんな一生懸命に生きてるからいいんだきっと。我ながら雑だな
漫画も良かったんだけど、
映画になって、更に良さが増してる映画だった。
水彩絵の具を塗ったみたいなニュアンスが、くっきり見えた。
私はあんまり映画見ない事もあって、アニメで漫画より良くなっているだのというのがイマイチよく分からなかったけれど、鬼滅のユーフォテーブルが凄いというのも、確かに作画や動きで言ってるのかな?と思ったけど、それとはまた違うよさ。
あと、藤野先生のあのスキップ!
あんなスキップwwwあれのために映画にした?くらいのスキップだったわ。
生クリームで豪遊もよかった!
いきなり少女漫画が積み上がってたのは何だったのかな。
あれは映画じゃないとだね。
で、また振り返って漫画を見ると、わたしがいいわー!って思った藤野と京本の2人のシーンは最後の振り返りなんだわよね。
…漫画の凄さも改めて感じる。
1時間ない映画でこんなに伝わる、感じる、凄い映画みたことない
てなわけで★★★★★
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